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  注意事項

ほくろができやすい人とは？

• 紫外線を多く浴びている人、紫外線対策をしていない人
• 肌に負担のかかるメイクをしている人
• スキンケアなどの際に肌を強く擦る人
• 生活習慣が乱れている人

ほくろ（色素性母斑）は、以下のように分類することができます。

基本的に、ほとんどのほくろが良性です。しかし、中には皮膚がんの一種であるものも混じっています。
特に以下のようなほくろは要注意です。異変に気づいたら、早急に皮膚科を受診しましょう。

• 直径が7ミリを超えるほくろ
• 以前は小さかったほくろが、急速に大きくなっている
• だんだんと盛り上がってきたほくろ
• ほくろから出血している、ジュクジュクしている
• 中央部の組織が崩れてきた

先述した通り、良性のほくろだと思っていたら皮膚がんだったというケースも少なからず存在します。
その代表が悪性黒色腫と基底細胞がんです。

悪性黒色腫（メラノーマ）

悪性の皮膚腫瘍の中でももっとも悪性度が高く、進行すると内臓への転移を起こします。
好発部位としては、手のひら、足裏、手指、足指が挙げられます。また、爪に発生することもあります。
またその特徴として、左右非対称などのいびつな形、周囲の皮膚との境界がぼやけている、表面が隆起してくるといったことが挙げられます。また多くは、直径が6ミリを超えます。

基底細胞がん

ご高齢の方に起こりやすいがんです。放置していると徐々に大きくなり、中央部の組織が崩れてくるという特徴を持ちます。
悪性黒色腫のように内臓に転移するケースは稀ですが、顔面などに生じると深く進行し、骨にまで達することがあります。

当院では、ほくろの除去を行っております。
なお当院では、美容目的でのほくろ除去は行っておりません。予めご了承ください。

切除法

局所麻酔をして、メスを使ってほくろを除去します。皮膚のシワに沿って切開するなど、できるだけ傷痕が残らないように努めて参ります。
必要に応じて、切除した組織を病理検査にかけます。

炭酸ガスレーザーによる治療

切除法については、健康保険が適用されます。
なお費用の目安は、部位や大きさによって異なります。

部位	大きさ	費用(3割負担)
顔・首・肘から先・膝から 下の露出部	2センチ未満	4,980円
	2センチ以上～ 4センチ未満	11,010円
	4センチ以上	13,080円
露出部以外	3センチ未満	3,840円
	3センチ以上～ 6センチ未満	9,690円
	6センチ以上～ 12センチ未満	12,483円
	12センチ以上	24,960円

炭酸ガスレーザーによる治療の場合（※自費診療）

内容	費用(税込)
～3mm	3,300円
～5mm	5,500円
～10mm	9,900円
以後、10mmごとに	8,800円

• 治癒を促進するため、2週間程度目立ちにくい医療用テープを貼っていただきます。
• テープを貼っている期間は特に刺激を与えないようにしてください。
• テープを剥がしてからも、紫外線などの刺激をできるだけ避けるようにしてください。
• 1～2週間後、経過を観察するためにご来院いただきます。またその際、抜糸をします。
• シャワーは翌日から、入浴は抜糸後から再開が可能です。